私たち好文会は、大正3年に開業した門倉医院から100年を超える歴史を受け継ぎ、多くの皆様に支えられながら、昭和51年に「地域への貢献と奉仕・健全経営の実践・職員の生活と人格の向上」を理念に、医療法人として設立いたしました。
その後、在宅支援診療所や介護老人保健施設、介護関連事業などを開設し、医療・介護を取り巻く厳しい環境の中で地域医療・地域福祉の担い手として地域に根付き、地域包括ケアシステムの中核的存在としての役割を果たすべく、方向性を明確にして事業の充実に取り組んできました。
しかし、医療・介護従事者不足は常態化し、今後もこの傾向は続くと思われます。また、社会保障制度を取り巻く状況も、国の財政の不安定化や超高齢化社会の進展に伴い、今後更に厳しくなることが予想され、医療・介護の在り方が根本的に問われてきております。
好文会の掲げる「地域の高齢者の安心な老後生活の実現」に向け、高齢化がますます進展する中で地域社会が必要とする医療・介護機能を的確に把握し、それに応えていくとともに医療・介護水準の向上を図り、地域で選ばれる法人を目指します。
地域の高齢者の皆様が、住み慣れた我が家や慣れ親しんだ地域で、最期のときまでその人らしく安心して生活していけるように支援する、多職種協働による「高齢者生きがい支援システム」を構築することが、私たちの果たすべき使命と考えます。
利用したいと思ったときにすぐ利用でき、必要な人に必要なサービスを提供できる、また法人内のどの施設に行っても自分のことを分かってくれている「かかりつけ医」として、これからも地域の皆様にとってなくてはならない、いつまでも地域社会でかけがえのない好文会であり続けるために、私たちはいつも明日を見つめ、今後も法人全体で前進し続けます。